とても面白かったです♪（＾＾）

岡田斗司夫さんの番組で紹介された辻村 深月さんの「ハケンアニメ！」を読みました。
正直、この作品は発売された当時知っていました。その頃はアニメータの残酷物語の漫画・小説がたくさん有り、正直食傷ぎみと言うより、もううんざりしてこの作品もどうせそうなんだろ・・・と思い読みもしなかった。が、とりあえずKindle版を購入して読んでみたところ・・・
スイマセンでしたm（ーー；）m　辻村先生お詫びいたします。
内容は私が思っていた ま反対でした。各章の頭に必ず「大変で報われないアニメ産業で何故働くの？」と各章の主役に問いかけ、それを否定するところからはじまる。この作家さんは真面目で頭の良い方なのがよくわかりました。作品はきちんと取材され、リアルに即して書かれてるが、それをきちんとポジティブな方向に切り替えして各章が終わり、心を打たれて終わりました。
岡田さんの言う少年漫画風の友情・努力・勝利の話で大変感動出来ました。これこそがエンターティンメントだと痛感しました。マスコミのえげつない現実の悪い面の誇張で売り込む作品にいい加減げんなりしてた心に乾ききった砂漠に水をまかれた様な爽快感が溢れてました。
AMAZONのレヴューの「出来過ぎた話で現実みのない話だ・・・」と言う書き込みもありましたが、正直これ位フィクションに走ったご都合主義はワクワクして、楽しめたと言うのが正直なところです。
KindleFireのバッテリーを気にせず読みたいので紙の本を購入して、これからゆっくり読みたいと思います。

追記（2019.10.23）

文庫版に新章と新房昭之監督と作者の方の座談会が収録されてると聞いたため即買いしました♪（＾＾）
ともに面白かったです！