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過去のタツノコアニメを見て・・・ [アニメ]

タツノコ最終回企画を見て、ふとあることを思い出した。それは、とある(作品名は思い出せないが)アニメDVDの特典映像として、監督・声優・美術・音響のスタッフさんのインタビューがあった。この中で監督・声優・美術の方々は、にこやかにインタビューを受けていたのだが、音響監督さんだけは、半ば不機嫌に「絵なんか、バタバタさせなくても、20秒止め絵でもアニメにしてやるよ」と語っていた。正直これを初めて見た時は、いい気はしなかったが、今ならこの言葉の意味が理解できる。
過去のアニメは、どれも面白かったが、共通して言える事は、絵の数の少なさだ。私の大好きな「未来警察ウラシマン」は酷い時は分単位の止め絵で、芝居をする事が多々あった。あまりに長すぎる静止画は正直どうなのかと思ったが、数十秒ぐらいの静止画は、ストーリーと役者の出来で決して悪いものではなかった。むしろ動かない映像の方が感動できた。それは40前のおっさんになった私でも感じる事ができた。今回アニメを見て、ひいき目でなくても、良い物と思えると確信できた。
私がアニメを作る時に、己のストーリーの拙さを動きで誤魔化して、出来上がりに幻滅する事を繰り返している。話をしっかり作り上げ、役者の人にしっかり演技してもらえば、絵は邪魔をしない程度に動いていれば良いと思えてしまう。絵との相乗効果はもちろんあるのだが、バランスを崩すなら元も子もない。
おそらく、音響監督さんのインタビューは、かなり長い話の一部をカットしたため、冒頭のような映像になってしまったので、言いたい事は色々あったのであろうと推測される。正直今となっては、この前後の話ももれなく聞きたい。歳を取って過去の自分とは違う意識を感じる昨今、過去の作品から学ぶ事の多さに驚きと、幸せを感じる日々だ。

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